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エロフィンチューブとは?

管内に熱源(蒸気・冷水・温水・熱媒油等)を流し、管外の気体(空気)を加熱または冷却するもので、パイプ外面にフィン(リボン)を螺旋状に巻きつけ伝熱面積を増大させたものです。又、強いテンションで巻きつけている為、パイプとフィンとの密着度がよく伝熱効率がすぐれています。
又、ご使用目的に合わせてネジ切りやフランジ付け加工をする事もできます。
又、ご使用目的に合わせてネジ切りやフランジ付け加工をする事もできます。
エロフィンチューブの仕組み

チューブ外面の表面積を増大させるのは、この熱交換器がチューブ外面側に空気を流す事を対象にした熱交換器だからです。空気は熱伝達の効率が低い為、熱交換器の表面積(伝熱面積といいます)を増やしています。
エロフィンチューブのパイプの中に熱い蒸気や温水を流せば、その熱がエロフィンチューブを介し管外の空気に伝わり温度が上昇します。
また、逆に冷たい工業用水や井戸水などを流せば、空気の熱を奪い空気の温度は下がります。このように、空気の温度をコントロールする為の熱交換器のひとつがエロフィンチューブです。
エロフィンチューブのパイプの中に熱い蒸気や温水を流せば、その熱がエロフィンチューブを介し管外の空気に伝わり温度が上昇します。
また、逆に冷たい工業用水や井戸水などを流せば、空気の熱を奪い空気の温度は下がります。このように、空気の温度をコントロールする為の熱交換器のひとつがエロフィンチューブです。
エロフィンのメリット
- エレメントはプレートフィンの場合10Aになりますが、弊社エロフィンはSS製の場合、標準的に15Aを使用するため、SGPで比較しますと、10A=(2.3t)、15A=(2.8t)と、肉厚が上がり寿命は物理的に長くなります。もちろん10Aでの製作も可能です。
- アルミフィンによるエロフィンチューブが弊社独自の開発により製作可能となっていますので、非常にコンパクトな設計が期待できます。
エロフィンとプレートフィンの違い
同じ外径寸法での伝熱面積はエロフィンとプレートフィンではプレートフィンの方が多くなりますが、一方エロフィンは高いテンションでパイプにフィンを巻きつけている為、密着度がよく、少ない伝熱面積で済みます。ただし、エロフィンは効率が良い代わりに空気抵抗はプレートフィンに比べて大きくなります。
また、プレートフィンは同一プレートに複数のパイプを差し込んでいるためコイルがブロック状になっておりエレメントを分解しにくく、修理は行いにくいといえます。エロフィンの場合はパイプが単独で取り出せるため修理に関しては容易ですが、振動に対してはブロック状になっているプレートフィンの方が耐久性に優れています。
エロフィンチューブ | プレートフィン | |
配列の自由度 | 高 | 低 |
必要伝熱面積 | 少 | 多 |
1m²・1列あたりの放熱面積 | 少 | 多 |
空気抵抗 | 高 | 低 |
振動に対する耐久性 | 低 | 高 |